壱岐対エナジックスポーツ 2回裏エナジックスポーツ無死一塁、イーマンは適時左二塁打を放つ(撮影・岩下翔太)

<センバツ高校野球:エナジックスポーツ8-0至学館>◇21日◇1回戦

創部3年目で初出場のエナジックスポーツ(沖縄)が、至学館(愛知)に快勝して初戦突破を決めた。「1番二塁」で出場したイーマン琉海内野手(3年)は今大会初の4安打の固め打ちし、チームが掲げる「ノーサイン野球」の起点となった。

「緊張とかもあったんですけど、自分たちが今までやってきたノーサイン野球をやろうと。実戦練習を多く積んできて、選手同士で意思疎通をとってやってきたので、甲子園でできてよかったです」

1点リードの3回先頭では左越えの三塁打を放ち、追加点につなげると、7回無死一塁からは「ランナーが(二塁へ)行きそうな雰囲気を出していたので、ある程度三遊間を意識して打ちました」とノーサインでのエンドランを試み、遊撃への内野安打で出塁。ビッグイニングを演出した。

神谷嘉宗監督(69)は守備時はベンチに座り、攻撃時は立ち上がって戦況をみつめていた。イーマンは指揮官の試合中の指示について「一切ないですよ。ただ見守ってくれているだけです」と笑った。

2回戦では千葉黎明と智弁和歌山の勝者と対戦する。「どこが来てもノーサイン野球を貫き通して、旋風を起こして優勝したいとみんな思っている。優勝したいです」と力を込めた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【センバツ】エナジックスポーツがノーサイン野球で快勝 監督指示は「一切ないですよ」イーマン