【阪神】初の開幕投手・村上頌樹が21日ラスト調整へ「自分でも驚くほどゆっくりしています」
阪神村上頌樹投手(26)が総仕上げにかかる。21日のオリックス戦(京セラドーム大阪)に先発予定。先発が決まっている28日の開幕・広島戦(マツダスタジアム)へ、チェックポイントをつぶす1日になる。
20日、甲子園室内で体を動かした右腕は「1週間前なので感覚良く終われればいい。クイック、けん制などの部分をしっかりやりながら。(イニングは)まだ言われていないけど、試合通りじゃないかと思います」。打席には立たない予定だが、公式戦に近い形でシミュレーションも行う。
昨秋に早々と告げられていた初の大役。コンディションは快調で、全ての階段を踏み外すことなくクリアしてきた。取り組んできた新しいスライダーも「いい感じ」と手応えあり。オリックス戦でも「普通に配球の中に入ってくる」と完全に自分のものとして、組み入れている。
3度の開幕投手経験がある安藤投手チーフコーチは「僕はかなり緊張した。緊張すると思うけど、12人しかいないわけだから楽しんでほしい」と背中を押す。当の本人は「まあ迫っていますけど、自分でも驚くぐらいまだゆっくりしています」。自信の表れか、口ぶりに充実感が漂った。【柏原誠】