東洋大姫路対壱岐 5回表東洋大姫路1死二塁、高畑は左越えに勝ち越しの適時三塁打を放ち滑り込む(撮影・藤尾明華)

<センバツ高校野球:東洋大姫路7-2壱岐>◇20日◇1回戦

V候補の東洋大姫路(兵庫)が逆転勝ちで初戦を突破した。センバツ白星は08年以来17年ぶり。21世紀枠で出場の壱岐(長崎)は大金星を逃した。

1回裏、先発のエース阪下蓮投手(3年)がまさかの不調。ストライクが入らず連続四球などで2死二、三塁から適時打を許し2点を先制された。阪下は1回、23球を投げ終え降板した。

それでも4回に1点を返すと5回に打線が爆発。3本の長打を含む5安打を集め打者11人を送る猛攻で5点を奪い逆転した。

守っては2回から登板した木下鷹大投手(3年)が快投を演じた。最速147キロの直球で相手打線を圧倒。試合の流れを変えた。8回を2安打無失点、9三振を奪い、エースの不調をカバーした。

壱岐は1回に2点を先制。大応援団と満員の甲子園を沸かせた。しかし2回以降打線が沈黙し逆転負け。初勝利はならなかった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【センバツ】東洋大姫路が17年ぶり白星 エース不調降板も逆転勝ち 21世紀枠壱岐は金星逃す