試合前会見に臨むカブスのカウンセル監督(代表撮影)

<カブス-ドジャース>◇19日◇東京ドーム

カブスのクレイグ・カウンセル監督(54)が、ドジャースとの開幕2戦目を前に、試合前の公式記者会見に臨んだ。一問一答は以下の通り。

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-鈴木誠也の昨日の評価、期待する点

山本由伸がいいところに投げてきたと思います。鈴木誠也選手だけに限らず、カブス全体にいいところに投げてきたと思います。いい投手に関しては、失投をいかに捉えるかが大事になってくるんですけど、失投がなかったので、これも野球の美しいところの1つ。ピッチャーはボールを持って、アドバンテージがあるので、いかに失投を捉えるかが今日のテーマになってくると思います。

-昨日、今永が4回69球で降板したこと、改めて降板したことが正解だったか。また高校野球では130球以上投げきる投手が2人いた。それについてどう思われるか

特に思い返してもあれが良かったと思います。我々の決断は特に後悔はありません。今永とのコミュニケーションをとった上で、胸の内を伝えながら、まだいけるとか、疲れたとか彼は正直に話してくれる。4回ではありましたが、70球~75球というプランがあった。プラン通りにいったと思います。大きく環境が変わって、大観衆の中で1試合目。それが特別な環境ではありました。それも加味しないといけなかった。(高校野球)甲子園の球数に関してなんですけど、短い答えというのはなくて、1つ言えることは、130球がどの質力で投げられたかだと思います。全部集中して100%全力投球するなら130球は多いと思いますし、75%ならいけるかもしれません。投手の多くのけがは、1人1人個性が違う。個々の能力が違うので、答えは一概には言えません。我々としては、ピッチャーのケアをして守ってあげることは大切なことだと思います。

-カブスは素晴らしいチーム。昨日、敗れたことについて

相手はワールドチャンピオン。世界で一番有名な野球選手を備えています。今日は勝利を目指しますし、我々は我々なりの考え、自信もありますし、野球というスポーツを楽しもうと思います。ワールドチャンピオンであっても萎縮せず、挑もうと思っています。

-今永が、スティールから「100年たったら誰も覚えていない」というアドバイスを受けたことについて

キャンプの初日だったと思いますけど、スティール、今永、私と会話したことを覚えています。最初のブルペンセッションだったと思いますが、スティールが力が入りすぎ、緊張感があった、それが日本の開幕戦だったらどうなるんだろうと話していた。スティールは興奮状態になったら100年、1000年後になったら誰も覚えていないんだよということ言い聞かせようということを話した。アスリートとしてメンタルトリックを持っている。いい視点だった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 カブス監督「我々の決断に後悔ありません」開幕戦の今永昇太4回無失点降板に見解/一問一答