【センバツ】堅守でつかんだ初聖地・滋賀短大付がまさかの6失策「硬さが中盤まで取れなかった」
<センバツ高校野球:敦賀気比15-0滋賀短大付>◇19日◇1回戦
滋賀短大付自慢の鉄壁守備が崩れた。堅守を磨いてつかんだ甲子園初出場の初戦は悪夢となった。
この日1試合で6失策を記録。保木淳(ほうき・じゅん)監督(39)は「今日は記録上6個、記録に残らないヒットを入れると多分9、10個アウトを取れたボールが捕れなかった。ベンチの動きは悪くなかったが、『硬さ』が中盤まで取れなかった。出ている選手もベンチの選手も、おそらく僕もそう。新しいステージに立つ難しさ」と振り返った。
新チームでは、とりわけ守りを強化してきた。秋季県大会は準々決勝まで計4試合は無失策。準決勝、決勝含め計6試合で3失策と「守り勝つ野球」を掲げてきたが悔しい結果になった。
応援バス26台で駆けつけたスタンド応援団の声援は最後まで途切れなかった。同監督は「思い出で終わらすわけにはいかない。大差でミスを含めての敗戦。『良かったな』で終わると、やらせていただいた意味がない。答え合わせじゃないですけど、子供たちの成長を確かめる場として、もう1度戻りたい」と指揮官、選手一丸で夏への巻き返しを誓った。