【センバツデータ】春連覇を狙う健大高崎が初戦突破 過去3度は関西勢で東日本初の偉業に挑む
<センバツ高校野球:健大高崎3-1明徳義塾>◇18日◇1回戦
偉大なOBたちへ白星を届けた。花巻東(岩手)は米子松蔭(鳥取)を10-2で破り、18年以来7年ぶりの白星を挙げた。同校OBのドジャース大谷翔平やエンゼルス菊池雄星らも背負った背番号「17」の赤間史弥外野手(2年)が4番に座り、先制二塁打を含む2安打2打点で快勝へ導いた。カブス鈴木誠也の母校・二松学舎大付(東京)は、柳ケ浦(大分)との開幕戦を3-2で制し、43年ぶりのセンバツ勝利。両校は2回戦で激突する。
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史上4校目の春連覇を狙う健大高崎が初戦突破。センバツ優勝校の翌年出場は23年大阪桐蔭、24年山梨学院に次いで3年連続43度目。初戦成績はこれで32勝11敗(勝率7割4分4厘)となった。過去の春連覇は29、30年第一神港商、81、82年PL学園、17、18年大阪桐蔭といずれも関西の3校。東日本勢の連覇挑戦校では72年日大三の準優勝が最高成績で、健大高崎は東日本初の偉業に挑む。
初戦の相手は難敵の明徳義塾。史上最多の春夏通算39度目の甲子園出場となった馬淵監督は92年夏の松井秀喜(星稜)、14年夏の岡本和真(智弁学園)に勝つなど大物食いに定評があった。13年夏には大阪桐蔭の夏連覇を阻止。のちにプロ入りした投手には98年夏の久保康友(関大第一)、02年春の吉見一起(金光大阪)、13年夏の山岡泰輔(瀬戸内)ら13人に黒星をつけていただけに、楽に勝たせてくれなかった。【織田健途】