【日本代表】前回W杯出場決定知る田中碧「毎試合勝つのは代表として戦う宿命」平常心で大一番
サッカー日本代表が17日、千葉市内で26年ワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選バーレーン戦(20日)、サウジアラビア戦(25日、ともに埼玉)に向けて始動した。
国内組とこの日までに帰国した海外組が室内で調整し、GK谷晃生(24=FC町田ゼルビア)のみグランドでトレーニングに励んだ。
前回大会のW杯出場決定が懸かった敵地オーストラリア戦に出場したMF田中碧(26=リーズ)は平常心で大一番に臨む。勝てば突破が決まるバーレーン戦を前に「そこまでそんなにこだわってないというか、毎試合勝つというのは、親善試合だろうが最終予選だろうが、それは代表として戦う宿命だと思う」と目の前の一戦に集中する。
今季はイングランド2部のリーズに移籍し、昇格争いをするチームで中心的な役割を担う。4得点を奪うなど印象的な活躍で現地での評価もうなぎ上りだ。「もちろん評価が高まっているのはもちろんうれしい」としつつ、過密日程でのコンディション維持には苦戦を強いられているという。「ケガなくやれているっていうのと、ゴールだったりアシストというのもやっとつき始めているというのはポジティブかな」。
基準を世界最高峰のプレミアリーグに定めているからこそ、現状に満足することはない。「試合に勝とうが負けようが、個人的にはやっぱりプレミアに上がって何ができるのかっていうのをすごく意識はしている」。
進化の先に、次の大舞台での活躍が待っている。「目の前の試合に勝って成長し続けて、より強い集団に、個人的には強い選手になりたい」。一喜一憂することなく、世界一へ前進する。