【日本代表】FW古橋亨梧、新天地で苦境も「悔しい経験はいいこと。どっかで弾ける」と前向き
FW古橋亨梧(30=レンヌ)が、苦境を糧に変える覚悟を示した。
26年ワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選のバーレーン戦(20日、埼スタ)、サウジアラビア戦(25日、埼スタ)に臨むサッカー日本代表が17日、千葉県内で合宿をスタートさせた。
古橋は今冬、セルティックからフランス1部レンヌに移籍。2月2日のストラスブール戦で先発し66分プレーしたが、その後は出場機会に恵まれず、リーグ戦出場時間は113分と苦しんでいる。だが本人は「難しい時間を過ごしていますけど、少しずつ出場時間も増えている。悔しい気持ちもありますが、悔しさを今、経験しているのはいいこと」と前向きだ。
セルティックではチームメートからの信頼が厚く、動けばパスが出てきたが、新天地では一から信頼を築いている段階だ。「10回に1本出てくればいい、と走っている。そこで足を止めるとFWとしてはよくない。走ってコミュニケーションを取りながらやっている」と明かす。苦しい時期も「どこかで弾けると思っている。そのためにいい準備をしてピッチで磨けるところを磨いて出たときに活躍できるように、前向きに捉えて頑張りたい」と言い切った。
所属クラブでの出場機会が少ない中での代表入り。古橋は「呼んでいただいたことに感謝していますし、たくさんいいFWがいる中で、僕の持ち味を出して行けたらと思っている。代表としてたくさん点が取れているので、その中で僕も出られたら点を取りたい」と話した。