今永昇太、米国で感情むき出しの理由明かす「以前は誰かが期待する自分に」「人生を楽しむ的な」
カブスの開幕投手を務める今永昇太投手(31)が米国流マインドを説いた。17日、ドジャースとの開幕戦(東京ドーム)を翌日に控え、公式会見に出席。日本時代は冷静沈着でポーカーフェースが売りだったが、米国では気迫を出してほえたり、ダンスをしたり、感情的な一面を出している。その理由について「ちょっと難しいんですけど、以前までは誰かが期待する自分にならなければいけないという風に思っていた自分がいたんですけど。そうではなく、ただ、自分が人生を歩んでいる中に野球がある、僕はそう思っているので。人生を楽しむ的な感じで思って、自分がやりたいこと、誰かに操作されるんじゃなく、やりたいことやることがいいんじゃないかなとこっちに来て思いました」と明かした。
マウンドでの立ち居振る舞いの変化は、米国仕様への意識の変化もあるという。メジャーリーグのファンには、感情を前面に出すことが好まれる傾向にある。今永は「多少は頭の片隅にはありましたね」とうなずいた。「でも感情を出さないことは、時には相手へのリスペクトにもつながる」と前置きした上で「感情を出すことで、味方が熱狂的になってくれたら、非常にいいことだと思うので、今後もやっていけたらと思います」と続けた。