カブス鈴木誠也はウォームアップ中、リラックスした笑顔を見せる(撮影・浅見桂子)

カブス鈴木誠也外野手(30)が17日、複雑な胸中を明かした。18日のドジャースとの開幕戦(東京ドーム)を翌日に控え、同球場で公式練習に参加。左翼スタンド後列への特大弾を含む9本の柵越えをマークするなど、絶好調な状態でシーズンを迎える。

ただし、問題は時差。日本で迎える開幕戦ということで「楽しむことが一番なんですけど」とワクワクした様子だったが「明後日アメリカに帰らないといけないので、せっかく時差直ったのにとは思っています」と“らしい”口調で苦笑いを浮かべ、報道陣の笑いを誘った。

鈴木らカブス一行は、12日夜に羽田空港着の航空機で日本に到着。ドジャース大谷翔平投手(30)も時差ボケに悩まされていると話していたが、それは鈴木も同じ。ようやく体内が日本のリズムに整ってきた中、今度は米国のリズムに戻すことに恐怖を覚えているようだった。18日はメジャー開幕戦でもあり、母校の二松学舎大付(東京)のセンバツ開幕の日でもある。同校は開幕試合で柳ケ浦(大分)と対戦する。鈴木は「すごく特別な日になると思うんで。二松学舎の選手たちも頑張ってくれると思うので、僕たちも頑張って勝利につなげられればなと思います」とダブル勝利を目指す。「いい姿を見せられるように、たくさんの声援は耳に入っているので、何とか期待に応えられるように頑張っていきたい」と誓った。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 カブス鈴木誠也、らしさ全開で複雑な胸中明かす「せっかく時差直ったのにとは思っています」