堂安律、志願の帰国取材対応「先頭に立って地に足ついた試合を」20日バーレーン戦へ決意
日本代表MF堂安律(26=フライブルク)が16日、ドイツから東京・羽田空港に帰国した。勝てば突破が決まるFIFAワールドカップ(W杯)アジア最終予選のホーム2連戦、バーレーン戦(20日)サウジアラビア戦(25日、ともに埼玉)へ「僕が先頭に立って、地に足がついた試合をしたい」と意気込んだ。
以前と異なり、近年の欧州組が帰国時に取材に応じることは異例とも言える状況だが、堂安には理由があった。
「どうしても、あと1勝で決まるというのが頭の片隅に出てくる。それを遮断するには、先頭に立って、W杯優勝を掲げることが、自分自身を引き締めることになる」
あえて報道陣の前で言葉を発することで、自分自身を奮い立たせようとしたのだという。
バーレーン戦に向けて、いつも通りの力を発揮することに重きを置く。「力を最大限に引き出すための準備、ディテールを詰めることが勝利につながる」と説いた上で「まずは最大限の準備をしながら、全力を出し切ることが勝利への近道となる。『100%以上』ではなく『100%』を出せるようにしたい」と力を込めた。
前日15日はブンデスリーガでフル出場。アウェーでMF佐野海舟のマインツと対戦し、チームの2点目をアシストした。試合は2-2で引き分けた。