【神戸】アウェーで湘南下してリーグ初勝利 新加入エリキが前半に2ゴール
<明治安田J1:湘南1-2神戸>◇16日◇第6節◇レモンS
ヴィッセル神戸が新加入FWエリキ(30)の2ゴールで湘南ベルマーレを下し、今季リーグ初勝利を挙げた。
12日のアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)光州FC(韓国)戦から中3日で迎えたアウェー戦で、新戦力が立て続けにゴールを決めた。前半24分に左FKからのこぼれ球をエリキが右足ボレー。これで先制に成功すると、同37分にはFW宮代大聖(24)からのパスに抜け出したエリキが右足で巧みに浮かしたシュートで再びネットを揺らした。
後半6分には湘南FWルキアンに頭で決められて1点差とされたが、その後の湘南の攻撃は体を張って守った。同19分、22分には決定的な場面を作られるも、ゴールを許さず。吉田孝行監督(48)が「この悔しさをどう次につなげられるか」と話していた神戸が、ACLE敗退ダメージを感じさせない戦いぶりで、5戦目にして初勝利。2ゴールのエリキは「監督やスタッフの完璧な仕事のおかげ。自分たちは継続していけば、良い試合を重ねていける」と手応え。J1連覇中の王者が、ようやく浮上のきっかけを得た。