阪神対ドジャース 4回表ドジャース1死、空振り三振に倒れるフリーマン。投手才木(撮影・鈴木みどり)

<プレシーズンゲーム:阪神-ドジャース>◇16日◇東京ドーム

ドジャースのフレディ・フリーマン内野手(35)が真摯(しんし)な振る舞いを見せた。

「3番一塁」でスタメン出場し、4回1死で打席へ。2ストライクから阪神才木のフォークに食らいつきファウルとすると、ファウルチップが捕手坂本の股間付近に直撃。フリーマンは表情をゆがめる坂本の背中に手をやり、言葉をかけていたわった。この打席は空振り三振に倒れた。

フリーマンは昨季、三男マックス君のギラン・バレー症候群での入院や、自身も右足首の捻挫などに苦しみながらも147試合で打率2割8分2厘で22本塁打。右足首を痛めながら強行出場したワールドシリーズ(WS)第1戦では、2-3の9回2死満塁から右翼席へ逆転サヨナラ満塁弾を放った。同シリーズでは4試合連続本塁打をマークするなど大活躍し、MVPを獲得した。

オフには右足首を手術。2月27日(同28日)のロッキーズ戦で、オープン戦に初出場し3打数1安打。「(右足首の状態は)とてもいい感じだ。左足と同じような感覚であればいいけど、最初の試合だからね」と話した。実績復帰を果たし、これから見据えるのは3月18、19日に日本開催のカブスとの開幕シリーズ(東京ドーム)だ。「日本での開幕シリーズまでに30打席くらい立てればと思っているよ」と調整について語り「楽しみだね。ショウヘイ、ヨシ(山本由伸)、ロウキ(佐々木)がいて、カブスにはショウタ(今永)、セイヤ(鈴木)がいて。日本、東京の素晴らしさをいろいろ聞いているし、とても楽しみだし、楽しくなるよ」と胸を高鳴らせていた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 フリーマン、ファウル直撃で痛がる阪神坂本へ真摯な振る舞い見せる 背中に手をやり言葉をかける