【広島】ACL2での懲罰処分受け久保社長が改めて謝罪文発表「原因究明完了し次第、ご報告を」
サンフレッチェ広島は15日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)2において出場資格のないFWジェルマンを出場させ、アジアサッカー連盟(AFC)より没収試合扱いとする懲罰処分を受けた事案について、久保雅義社長(52)の名前で改めて謝罪文を出した。
サポーターや関係各所へ謝罪した上で「現在、本事案に関する事実確認及び原因究明を行っております。つきましては、原因究明が完了し次第、速やかに経緯説明並びに再発防止策についてご報告いたします。本事案がACL2敗退に多大な影響を及ぼした事実を厳粛に受け止め、クラブとして信頼回復に努めてまいります」とした。
問題は5日のライオン・シティー(シンガポール)とのACL2準々決勝第1戦で起きた。広島に加入したばかりのフランス国籍のジェルマンが、前所属先で出場停止処分を受けていたにもかかわらず、対象となったこの試合に出場。試合は6-1の大勝を収めた広島が、8日にAFCによって、没収試合として0-3の敗戦に変更された。
12日の第2戦は1-1の引き分けに終わり、2戦合計1-4で広島の敗退が決定。本来なら5点差で第2戦に臨み、ベスト4進出はほぼ確実視される状況だった。
Jリーグとの強行日程に臨んでいた選手やスタッフの今後のモチベーションにも影響を与えかねない事案だけに、クラブとしても原因究明を行い、改めて報告の場を設ける。
広島は仕切り直しの一戦として、16日にホームで柏レイソルとのJ1リーグ戦に臨む。