東京V対名古屋 試合後、質問に応じる名古屋長谷川監督(撮影・横山健太)

<明治安田J1:東京V2-1名古屋>◇15日◇第6節◇味スタ

名古屋ブランパスはアウェーで東京ヴェルディにも敗れ、泥沼の開幕6戦未勝利(2分け4敗)となった。引き分けが導入される以前の1997年(平9)の6連敗以来、27年ぶりという屈辱を味わった。

序盤からペースはつかんだ。前半21分にMF稲垣が頭でつなぎFW森島が先制点を挙げた。前半は東京V陣内に攻め込み圧倒した。しかし勝てていないチームの心理面を露呈した。後半18分に追いつかれると、10分後にあっさり失点した。

長谷川監督は「ミス絡みでチームはシュンとした。お互いが声をかけ、2点目を取りにいかないと厳しい」。6戦未勝利についてどう思うか? そう問われると、毅然(きぜん)とした態度で「責任を感じています」。ただ表情は至って明るく「監督が落ち込んだら何にもならない。批判は受けますけど、ポジティブでないといけない。ネガティブになったら力は出てこない」と自らに言い聞かせるように話した。

国際Aマッチウイークになる来週からリーグ戦は中断。負傷しているGKシュミットらが復帰できそうなだけに「そういう(主力)選手が帰ってきそうだというのは大きい」。個々の能力は高いだけに、まずはメンタル面の回復が必須だ。逆境をはね返すべく、長谷川監督はトレーニングから積み上げていくことを誓っていた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【名古屋】27年ぶりの開幕6試合未勝利も…長谷川監督「監督が落ち込んだら何にもならない」