【神戸】ACLE敗退乗り越え16日リーグ初白星へ 吉田監督「悔しさをどう次につなげるか」
敗退ショックを乗り越えて、リーグ今季初白星を挙げる。
ヴィッセル神戸は15日、神戸市内のいぶきの森球技場で翌日の湘南ベルマーレ戦(レモンS)戦に向けて調整した。
12日のアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)決勝トーナメント1回戦の第2戦では、光州FC(韓国)に0-3で完敗。2-0で勝利していた第1戦のアドバンテージを生かせず、無念の敗退となった。そこから中3日で迎える湘南戦は、ショックをぬぐい、リーグ初白星を目指して戦う試合となる。
オンライン取材に応じた吉田孝行監督(48)は「(ACLE敗退の)結果は返ってこない。この悔しさをどう次につなげるか。悔しさは忘れないが、胸にしまって、次の試合で必ず勝ち点3をみんなで取る」と前を向き、ここまで3分け1敗のリーグで浮上のきっかけを得ることを誓った。
今季ここまで離脱者の多かった神戸だが、光州戦ではFW宮代大聖(24)が先発出場し、FW武藤嘉紀(32)、MF井手口陽介(28)が途中出場。アジア制覇の夢が消えたショックは大きいが、徐々に戦力が戻ってきているのはポジティブに捉えられる。
光州戦では新加入FWエリキ(30)も加入後初出場。後半24分から延長戦終了までの約50分プレーし「コンディションも上がり、ここから調子が上がっていくきっかけに」と神戸デビュー戦に手応え。湘南戦に向けても「我々にとって非常に大事な試合。いい雰囲気で準備できたので、そのまま良い結果を残したい」と救世主としてチームを救うパフォーマンスを見せることを誓った。【永田淳】