今永昇太が人柄でチームまとめた「こんなにユーモアがある人間だったんだと」監督も感謝
日本文化の伝道者となったカブス今永昇太投手(31)が、チームをまとめた。13日にはチームで法被を着て神田明神にお参り。マグロの解体ショー、剣術を見学する場面もあった。「カブスの選手たちとパーティーをしましたけれども、すごく日本の文化に興味を持ってくれて。日本でいろんな文化、楽しいものがたくさんあると思ってくれて、うれしかった」と振り返った。
明るい人柄は、チームを1つにする。神田明神では「もし日本について分からないことがあれば、僕と誠也に質問して結構です。しかし、その際には僕と誠也にリスペクトを示して、大きなおじぎをしてその質問をしてください」とジョークを飛ばし、笑いを取った。14日の会見では「こんなにユーモアがある人間だったんだということは自覚しています」と自負。カウンセル監督は「今回『絆』という言葉をすごく意識させられる。昨日のパーティーでさらに深まった」と感謝した。
気持ちをリフレッシュして、開幕戦のマウンドに向かう。「日本の盛り上がりをすごく感じますし、それと同時に責任感のプレッシャーもある。このプレッシャーに押しつぶされない、いい睡眠ができたと思います」と時差ボケもない様子。この日は慣れている東京ドームでブルペン入りし、変化球を交えた投球練習を行った。「健康体であることが一番大事なんで。心と体、どちらも充実しています」。打倒ドジャースへ準備万全だ。【斎藤直樹】