会見で答えるドジャース佐々木(右)。左は大谷(撮影・浅見桂子)

19日のカブス戦(東京ドーム)でメジャーデビューするドジャース佐々木朗希投手(23)が14日、憧れの舞台で戦う決意をあらためて示した。1年目のキャンプを順調に過ごし、東京での開幕2戦目の先発を任された。大谷と山本とともに臨んだ公式会見では「けがなくキャンプを完走できて良かったですし、メジャー契約まで順調に来られたことをうれしく思います」と心境を明かした。

ロッテでの5年間を経て、オフに海を渡った。2月に結婚を発表するなど環境は変化したが、メジャーへの思いはまったく変わっていない。「まだプレーしていないので分からないですけど、ずっと憧れてきた舞台ですし、まずは自分らしくプレーして、その中で緊張とか不安とかあると思いますけど、プレーしたい」。プロ入り前から抱いてきた夢を実現させる場所まで、ようやくたどりついた。

午前中には、首相官邸を表敬訪問。石破首相と面会し、地元の岩手・陸前高田市に隣接する大船渡で発生した大規模な森林火災も話題になった。寝具セット500組と1000万円を寄付した佐々木だが、故郷への思いも不変のままだ。

「東日本大震災でも被害を受けた中で、また火災で被害を受けて、すごくつらいですし。被災してる皆さんはもっとつらいと思うので、その中で自分にできること、少ししかないと思うんですけど、自分にできることをしっかり探してベストを尽くしていきたいです」

初登板は4~5イニングを投げる予定。「まずは自分のピッチングをすることが大事。持っているものを発揮したい」。思いのすべてをぶつける時が来た。【浜本卓也】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 佐々木朗希「自分にできることをしっかり探してベストを尽くす」憧れのメジャーデビューへ決意