ブルペンに入り投球練習を行う巨人戸郷(撮影・水谷京裕)

巨人戸郷翔征投手(24)が、世界一軍団に真っ向から挑む。13日、川崎市・ジャイアンツ球場での残留練習に参加。15日のドジャースとのプレシーズンゲーム(東京ドーム)に先発予定の右腕は「打線は世界一なのでね。ムーキー・ベッツにしても、フリーマンにしてもそうですし、いいバッターが多い。本当に僕の野球経験の中で、いいものになるんじゃないかな」。昨年、ワールドシリーズを制した相手との対決を心待ちにした。

単なる“予行演習”のつもりはない。オープン戦は3試合に登板し、8イニングを投げて失点1(自責0)。新球カットボールを試投しながら、2年連続の開幕投手に向けて準備を進めているが「シーズンに向けて最終の調整というより、シーズンに近い形で投げたい。1人1人のデータを見てって感じですかね」と、強力打線の情報を頭に入れての真剣勝負を予告した。

この日は、アップやキャッチボールをした後にブルペンに入った。変化球を交えながら33球を投じたが「(ブルペンでの投球が)あまり良くなかったので、体(の状態)を確かめる意味でやりました」と、おかわりで遠投を志願。万全の状態でドリーム対決に臨む。【水谷京裕】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【巨人】戸郷翔征、15日“世界一の打線”ドジャース戦へ「野球経験の中で、いいものになる」