Rマドリード対Aマドリード PK戦でベスト8入りを決め喜ぶRマドリードの選手たち(ロイター)

<UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL):Aマドリード1-0(2戦合計2-2、PK戦2-4)Rマドリード>◇12日(日本時間13日)◇ラウンド16第2戦◇エスタディオ・メトロポリターノ

【マドリード=高橋智行通信員】2季連続16度目の優勝を目指すレアル・マドリードが敵地でのアトレチコ・マドリードとのスペイン対決でPK勝ちし、準々決勝に進出した。2戦合計2-2で並び、PK戦を4-2で制した。8強が出そろい、準々決勝の組み合わせはアーセナル-Rマドリード、パリ・サンジェルマン-アストンビラ、バルセロナ-ドルトムント、バイエルン・ミュンヘン-インテル・ミラノとなった。

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歴史的激闘となったマドリードダービーは、PK戦での珍しい“2度蹴り”が勝負の明暗を分けた。アトレチコ2人目のアルバレスは足を滑らせながらキックを成功させた。しかしVARチェックが介入し、蹴る瞬間に滑った軸足がボールに触れていたとして一転して失敗へと変更された。

PK戦を4-2でレアルが制した試合後、ライバル対決は場外戦へと持ち込まれた。アトレチコのシメオネ監督が「映像を見たがボールは動いていなかった。2回触ったと思う人がいたら手を挙げてほしい」と会見で問いかけた。これに対し、レアルのアンチェロッティ監督は「確かに左足がボールに触っているように見えた」と審判を支持。GKクルトワも「このような被害者意識を持ち、泣き言を言うことにうんざりしている」と、アトレチコ時代の“恩師”シメオネ監督の発言を非難した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【欧州CL】“2度蹴り”判定で場外戦 クルトワ「泣き言を言うことにうんざり」シメオネ監督非難