【札幌】名古屋産大から加入のMF林田友兜がチームに合流「J1昇格のために少しでも貢献」
名古屋産大から北海道コンサドーレ札幌に加入したMF林田友兜(19)が13日、チームに合流した。札幌・宮の沢での全体練習に参加した。前日12日に人生初の北海道上陸。紅白戦では主戦場の右サイドでプレーした。練習を終え「ちょっとほっとしている。最初はすごい緊張していたので、こうやってレベルの高いところでやれてすごいうれしい気持ちでいっぱいです」と、初々しさを見せた。
50メートル走6秒1の俊足サイドアタッカー。4月に2年に進級予定だったが退学して即プロの道を選んだ。クラブからは最初、内定後に特別指定選手となり、大学卒業後にプロ契約する提案を受けていたが「話をもらった時点でプロの世界に行く考えだった。すぐに決めさせてもらった」と、強い覚悟でプロ入りを決断した。
1月の沖縄キャンプでの練習参加でオファーを勝ち取り、退路を断って厳しいプロの世界に飛び込んだ19歳。現在J2最下位と苦しむチームのルーキーとして「J1昇格のために自分のプレーで少しでも貢献できれば」と誓った。23日アウェー愛媛戦までに選手登録が完了する予定だ。【保坂果那】
◆林田友兜(はやしだ・ゆうと)2005年(平17)5月22日、茨城県牛久市生まれ。牛久中根小1年から中根FCでサッカーを始める。牛久下根中から霞ケ浦高をへて24年名古屋産大入学。25年2月に東海選抜としてデンソー杯に出場。170センチ、63キロ。利き足は右。背番号は32。家族は母と姉2人。