ドジャース佐々木朗希が愛する陸前高田市・四海楼の麻婆担々麺

ドジャース佐々木朗希投手(23)が愛する味が“全国デビュー”することが13日、分かった。故郷の岩手・陸前高田市の中華料理店「四海楼」が、佐々木が幼少期から好んできた「麻婆担々鍋」の素を、年内にもお土産用として商品化。WEB通販もできるよう準備を進めている。

同店店主の長田正広さん(59)は、東日本大震災で亡くなった佐々木の父功太さんの友人だ。仲間同士での宴席の〆に振る舞っていたオリジナルの担々鍋は、いつしか佐々木家の大みそかの定番になるほどに。店も被災したが仮設店舗から再起。高校時代の佐々木の活躍に刺激を受けた長田さんが「もう一度作ろう」と、伝説の品を「麻婆担々麺」として復活させた。

佐々木がプロ初勝利した21年に日刊スポーツが「佐々木家の懐かしの味」として記事にすると、その後、テレビ取材が殺到。首都圏からも大勢のロッテファンが駆けつけるほど有名な一品になった。今オフも佐々木は来店。辛いものは苦手だが「担々鍋だけはうまいです」というお気に入りの品だ。メジャー挑戦が決まり、長田さんもさらに一念発起。仕込みが大変だという料理ながら、友の忘れ形見に負けじと世界を広げることを決心した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 佐々木朗希が愛する懐かし鍋が「全国デビュー」へ 亡き父の友人が腕振るった佐々木家の定番