ロッテ対日本ハム 9回表日本ハム2死、今川は左越え本塁打を放つ(撮影・足立雅史)

<ロッテ5-2日本ハム>◇12日◇ZOZOマリン

家族との約束を守るために打ちまくります!

日本ハム今川優馬外野手(28)が12日、ロッテ戦で今季対外試合1号となる左越えソロを放った。

5戦ぶりスタメンで、オープン戦打率6割と相性のいい左投手の中村稔から1発。この日は右投手の西野からも左前打を放ち、開幕スタメンへアピールした。

9回2死、カウント2-1からの4球目、今川は中村稔の低め直球を豪快にかち上げた。打球は高々と上がり、左翼席へ。「左ピッチャーが来たら、今川はスタメンで絶対いつでも出せるっていう風に思ってもらえれば。そこをもっともっとアピールしなきゃって感じです」。5回には右腕の西野からも左前打を放っており、「レギュラーで出るには右も左も関係なく打たないと」。新庄監督も「今川君はよう左打つね。右も打ったけど」と感服した。

どうしても1軍に残りたい。9日までの本拠地でのオープン戦中、夫人や兄弟が観戦に訪れていた。「絶対に次、福岡(遠征)に行って結果を残して、また家に帰って、みんなで札幌で集まろうねって、家族と約束したので。またみんなでご飯を食べに行きたいですね」。開幕直前はエスコンフィールドでのオープン戦が続く。千葉、福岡遠征で打ちまくって開幕1軍を決め、北海道での一家だんらんにつなげる。

6回1死一、二塁の守備では、自身の頭上を越える打球を捕球体勢に入ったと見せかけ、一塁走者のスタート遅らせるトリックも決めた。2点入るケースを1点に留めたが「当たり前のプレーなので」。攻守でじわじわ存在感を放ち、チャンスをつかむ。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本ハム】今川優馬、左腕中村稔弥撃ち今季1号ソロ「今川君はよう左打つね」新庄監督は感服