C大阪ヤンマー栗本(22年3月撮影)

WEリーグのセレッソ大阪ヤンマーレディースは12日、FW栗本悠加(18)が今月限りで退団することを発表した。

4月から大学に進学するためで、6年間の在籍だった。WEリーグへの出場機会は、3月29日の日テレ東京ヴェルディベレーザ戦(味の素フィールド西が丘)までの3試合となった。

U-19日本代表にも選出された栗本は、スピードが武器でクラブのエースに期待されていた。

22年3月には中学を卒業したばかりの栗本が、なでしこリーグ開幕(アンジュヴィオレ広島)戦に途中出場し、決勝点を挙げる鮮烈デビューを飾った。

ただ、WEリーグ参入後の24年1月に前十字靱帯(じんたい)損傷、内側半月板損傷で全治9カ月の大けがを負い、約1年2カ月を経て、25年3月2日の新潟戦で復帰していた。

その際は無得点だったものの、待望の復帰を喜びつつ「プロを相手にするにはスピードがまだまだ足りない。さらに成長したい」と語り、C大阪ヤンマーと提携する私立大阪学芸高(大阪市住吉区)を2月に無事に卒業したことも報告していた。

栗本はクラブを通じて「残り3試合と限られた時間ですが、自分にできることでチームに貢献したい。新しいステージでも自分と向き合い、成長した姿を見せられるよう頑張ります。私のサッカー人生を大きく変えてくれたこのクラブが大好きです。今までありがとうございました」とコメントした。

◆栗本悠加(くりもと・ゆうか)2006年(平18)11月9日、奈良県生まれ。平群フットボールクラブからC大阪ヤンマーの下部組織に入団。なでしこリーグ通算11試合1得点、WEリーグ7試合無得点、156センチ、47キロ。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【WEリーグ】C大阪ヤンマーエース候補の18歳栗本悠加が大学進学で退団 出場機会は残り3戦