中日対オリックス 9回表、中日5番手で登板する松山(撮影・森本幸一)

<オープン戦:中日3-4オリックス>◇11日◇バンテリンドーム

新守護神候補の中日松山晋也投手(24)がオープン戦に初登板した。

先頭のジョーダン・ディアス内野手(24=アスレチックス3A)に中前安打を許すが、続く大里昂生内野手(25)を外角フォークで泳がせ遊ゴロ併殺。広岡大志内野手(27)は2ボール2ストライクからフォークで見逃し三振。1イニングを無失点で片付けた。この日の直球の最速は151キロだった。

松山はキャンプ序盤の2月9日に上半身の張りのため打撃投手登板を回避し、その後調整が遅れていた。「リハビリというか時間がちょっと長かったので、まず登板できたことに感謝したい。まだ出力も上がってくると思う」と、マウンドに立てたことを喜んだ。

まだ、新守護神は確定していない。「そこは目指している。高いレベルで争えていることが大きい」。新外国人のジュニオル・マルテ投手(30=フィリーズ)らとの競争は、開幕までここからハイレベルな争いとなりそうだ。井上一樹監督(53)も「こちらとすれば一安心」と、ようやくの今季初実戦登板に安堵(あんど)の表情だった。【石橋隆雄】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【中日】新守護神候補の松山晋也、今季初実戦で1回無失点「まず登板できたことに感謝したい」