【西武】能登半島地震「1・1」に能登半島にいた牧野翔矢が「3・11」に今思うことは
西武の牧野翔矢捕手(23)が11日、震災への思いを口にした。
石川・穴水町出身で、24年元日の能登半島地震で自身も被災。この日は東日本大震災から14年という日。「自分も地震で地元がああいう形になって、なんて言うんだろう、被災者の気持ちも分かるようになって…いろいろなことを感じています」と言葉を丁寧に選びながら話した。
11年の東日本大震災の時は「小4ですかね」。津波についても「すごく怖いという、簡単なイメージしか浮かばなかったです」という。
それが昨年1月1日、ちょうど能登半島に帰省していた時。「いざ地元に地震が起きて、津波注意報が出て。僕は山の方にいましたけど、じいちゃんばあちゃんはその時に海の近くの家にいて。東日本で恐ろしさを知ったので、すぐに連絡や対策が取れたのはあったと思います」と振り返る。当時は自身も車中で過ごした時間がある。
このオフも帰省した。1年ぶり。「やっぱりまだ、被害のあとが残っているのはありますね。ここ、壊れてるんだーって。少しずつ少しずつ、って感じですね」。
自身は昨季に支配下登録に復帰し、今季でプロ7年目。「今はこうしてテレビにも映れるので。自分の活躍で地元に勇気や元気を届けたい、だから頑張りたいっていうのはありますね」。強打の捕手として、開幕1軍を必死に目指している。【金子真仁】