DeNA対広島 力投するDeNA先発のジャクソン(撮影・浅見桂子)

<オープン戦:DeNA2-1広島>◇11日◇横浜

開幕ローテ候補のDeNAアンドレ・ジャクソン投手(28)が、万全の仕上がりを見せた。広島とのオープン戦(横浜)で先発し、4回2安打1失点。最速154キロを3度計測と球が走り、「真っすぐを含めて変化球もストライクに投げられて、全体的に良い内容だった」とうなずいた。

状態の良さが、ユーモアな「ささやき投球」にもつながった。3回2死、打席には第1打席で3球三振に打ち取った秋山。ファウルで粘られて10球を超えたあたりから、ファウルのたびにスタンドから笑いや感嘆の声が漏れた。一刻でも早く打ち取りたかった右腕が、自ら球種をつぶやく「ささやき投球」に出ていたのが理由だった。「小声で『まっすぐ』『スライダー』『カットだよ』って言ってたんですけど、おそらく聞き取れていなかった」と、おちゃめな笑顔で力説。最後は16球目のスライダーで三ゴロに打ち取ると、ベンチへ戻る際には「とても楽しい対戦でした」と、秋山とグータッチ。真剣勝負から新たな交流が生まれた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【DeNA】ジャクソン自ら球種つぶやく「ささやき投球」秋山に粘られ「小声でカットだよって」