ACLE決勝トーナメント1回戦の上海申花(中国)戦に向けて会見に臨む川崎フロンターレ長谷部茂利監督(撮影・佐藤成)

アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)制覇を目指す川崎フロンターレ長谷部茂利監督(53)とDF佐々木旭(25)が11日、神奈川・川崎市のUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで、決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)上海申花(中国)戦に向けた前日会見に出席した。

敵地での第1戦を0-1で落とし、8強進出には勝利が絶対条件となる。12日に行われる第2戦に向けて今季就任した指揮官は「1月からチームが始動して、公式戦、目の前の試合がいつも一番大事だと思って準備してきています。ただ、明日に控えている試合に関しては比べ物にならないぐらい、最も重要なゲームだと位置付けをしています」と試合の意味を強調した。

1点差で残りの90分間を戦う。次のラウンドに進む上で、両チームにとって先制点がキーになる。監督は「どちらにとっても次の1点がとても大事な1点になると思います」と認めた上で「自分たちのスタイルというのがあります。そのスタイルというものをどれだけ出せるかということが非常に大事になる」とフロンターレらしさを追求する。

重要な一戦を優位に戦うために、サポーターの声援が必要となる。佐々木は「声援を送っていただけると、僕たちもきつい時間にもう1歩足が出たり、1本スプリントできたりというのを、今まで等々力で試合をやっててすごく感じる」とその効果を口にする。指揮官も「タイトルを取るために必要なこと、それがファンサポーターの声援、スタンドからのチャントだと思っています」とし「チームはもちろん最大限出力を出して勝負に挑みますけれども、ファンサポーターの応援あってこそ、そこに近づく。ぜひ後押ししていただきたい」と呼びかけた。【佐藤成】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ACLE】川崎F長谷部監督が上海申花戦の意味を強調「比べ物にならない、最も重要なゲーム」