【侍ジャパン】11月強化試合で「ピッチクロック」導入検討 国内選手が実戦で適応図る
侍ジャパンが行う11月の強化試合で、ピッチクロックの導入を検討していることが10日、分かった。
来年3月に開催されるWBCを想定したもので、本番仕様のルールで行う方向で調整。23年から大リーグで時間短縮のため実施され、WBC本戦でも導入予定となっている。2月に台湾、3月に米国で行われたWBC予選から導入されており、特に国内の選手にとって対応が急務となっている。
WBCでは、大リーグと同様に投手が無走者15秒、走者ありで18秒以内に投球動作に入らないといけないルールで行われる見込み。昨年11月のプレミア12では無走者時のみ20秒で行われた。直前の強化試合から同様のルールで適応を図ったが、本大会では台湾での1次ラウンドと東京ドームでのスーパーラウンドで、カウントを開始するタイミングが変わる曖昧な基準によって、日本の早川が違反を取られた。WBC本番でもカウントを不利にし、ペースを乱される要因になりかねない。
11月の強化試合では、国内最強メンバーを招集する方針。メジャー選手にとっては慣れたルールでも、国内選手にとっては不慣れなため、実戦の中から適応を図っていく。