【ACLE】上海海港マスカット監督、タイトル手にした日産スタジアムで采配に「奇妙な気持ち」
アジアチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)で横浜F・マリノスと対戦する上海海港(中国)のケビン・マスカット監督(51)が10日、試合会場の日産スタジアムで会見し、「懐かしい場所に帰ってこれてうれしい」と笑顔を浮かべた。
マスカット監督は21年夏から23年終了まで横浜の監督を務め、22年にはJ1優勝を成し遂げている。ACLEでは2月19日の1次リーグ最終戦(上海)で対戦し、何の縁か決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)でも横浜とのカードが決定、2週間で3回目の対戦となり、今回は縁の深い日産スタジアムに戻っての試合となる。
マスカット監督は終始、笑顔を浮かべながら対応。第1戦をホームで0-1と落としているだけに「90分の引き分けでは結果は出せない。90分プラス延長戦も考慮し、すべてを100%出し尽くして頑張る」と誓った。
日産スタジアムは自身にとってタイトルに恵まれた相性のいい場所。それだけに「奇妙な気持ちです。たくさんの素晴らしい思い出がある。タイトルも取れましたし、チームとしての絆も深まった。でも明日は上海海港の監督としてここにいるので、良いサッカーをして良い結果を出せるように努力したい。2年半、ここでは負けなかったのでいい歴史をつなげたい」とポジティブに受けとめた。