【C大阪】ホーム初勝利目前で痛恨ドロー 失点猛省も田中駿汰「この先もやることは変わらない」
<明治安田J1:C大阪1-1名古屋>◇第5節◇8日◇ヨドコウ
セレッソ大阪が名古屋グランパスに追いつかれ、痛恨ドローに終わった。
開幕戦の勝利後は4試合未勝利となり、今季ホーム初勝利もお預け。通算1勝2分け2敗の勝ち点5で、暫定11位と足踏みが続く。
前半終了間際のFW北野の先制点後も多くの決定機を迎えたが、C大阪は追加点を奪えなかった。その流れが、相手に反撃の意欲を与えてしまった。
アーサー・パパス監督(45)は「私たちがクローズできる(勝利で終われる)展開になっていた」と振り返り、追加点が取れなかった現実に「選手は得点しようとプレーしているが、多くの枠内シュートがありながら取れなかった。(決定力を)向上させていかないといけない」と反省した。
守備は開幕から4試合連続で2失点していたが、この日は1失点。仮に5試合連続で複数失点していれば、2度目のJ2降格となった06年以来だった。
ただ、勝利目前の後半40分に喫した失点は、自陣右サイドから左サイドへ展開され、ゴール前でFWマテウスに仕留められた。各場面で寄せが甘くなり、悔やまれる失点だった。
主将のMF田中は「(守備側の)人数はいた。ニアゾーンに入られた時、もっとタイトに寄せないといけなかった。改善できるところは改善していきたい」と前を向き、「今は結果は出ていないが、やっていることは間違っていない。この先もやることは変わらず取り組んでいく」と、新監督が掲げる攻撃的なスタイルの浸透を誓った。【横田和幸】