バリー・ボンズ氏(2004年5月)

歴代最多の762本塁打を記録した元ジャイアンツのバリー・ボンズ氏(60)がドジャース大谷翔平投手(30)の数々の偉業にもの申し、米国で物議を醸している。

ボンズ氏は米ポッドキャスト「オール・ザ・スモーク」の6日(日本時間7日)配信の番組にゲスト出演。偉業を次々に達成する大谷について「投球も打撃も、素晴らしい結果を出している。しかも走塁も素晴らしい。彼は完璧な選手だ。偉大な選手であり、とてつもないことを成し遂げてきたことは疑いようがな」と称賛しつつも「しかし、野球は変わった。僕がプレーしていた時代と今では、大きな差がある」と持論を展開した。

「オオタニがもし僕の時代にプレーしていたら、耳をかするブラッシュボールを受けることなく2本目のホームランを打つことはできない。膝を狙われずに複数盗塁を決めることもできない。彼がどれだけ活躍しようと、気にしないよ。当時は野球が別ものだった」と見解。さらに「今の選手は僕らの時代の選手より打撃でいい成績を残せるのは当たり前。バット投げしたり感情を爆発させたり、セレブレーションしたり、我々の時代はそんなこと許されなかった。もしやったら、報復されて病院行きになり、その日はもう打席に立てない」と話した。

米メディアがこの発言を記事やSNSで一斉に報じると、異論が噴出。X(旧ツイッター)では「投手は今、かつてないほど速い球を投げているのに?」「老害はいつもこういうことを言う」「ステロイド使用者が何だって」などの反応が寄せられた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 大谷翔平の偉業へのボンズ氏の発言が物議「今の選手がいい成績を残せるのは当たり前」