宮口龍斗(2024年10月撮影)

第97回選抜高校野球大会が、3月18日に甲子園球場で開幕する。日刊スポーツ高校野球取材班が注目する、全国の有望選手を紹介する。

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【智弁和歌山 宮口龍斗(みやぐち・たつと)投手(3年)183センチ、85キロ、右投げ右打ち】

直球の最速152キロを誇る剛腕が、初めて聖地のマウンドに立つ。霞ケ浦(茨城)に初戦で敗れた昨夏の甲子園では背番号19でベンチ入りするも、登板機会はなかった。悔しさを胸に進化を遂げ、最終学年となって一気に頭角を現した。

昨秋は背番号11を背負い、エースナンバーを背負う渡辺颯人投手(3年)に負けじと存在感を発揮。秋の和歌山県大会ではリリーバーとして3試合計4イニングを投げ無安打無失点。近畿大会決勝の東洋大姫路(兵庫)戦でも強力打線を相手に3回無失点と好投し、3試合で救援して連続無失点を継続し、昨秋は防御率0・00と無双した。

「春までに155キロ」を目標に掲げ、この冬はトレーニングを積んできた。初めての甲子園での登板で持ち前の剛球を披露し、その名を全国へとどろかすことができるのか、注目だ。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【センバツ注目選手】聖地で剛球披露なるか…智弁和歌山・宮口龍斗「春までに155キロ」秋は無失点