【センバツ注目選手】東洋大姫路の最速147キロ右腕、阪下漣は西武高橋光成フォームで進化中
第97回選抜高校野球大会が、3月18日に甲子園球場で開幕する。日刊スポーツ高校野球取材班が注目する、全国の有望選手を紹介する。
◇ ◇ ◇
【東洋大姫路(兵庫) 阪下漣(さかした・れん)投手(3年)181センチ、87キロ、右投げ右打ち】
古豪復活へと導いた象徴的存在のエース右腕だ。最速147キロの直球とスライダー、カットボール、フォークを武器とし、制球力抜群でゲームメーク能力にたけている。チームを秋の県大会優勝へ導くと、17年ぶりに近畿大会を制して3年ぶりのセンバツ切符をつかんだ。
さらなる進化を求め、この冬から新フォームに挑戦している。これまでのノーワインドアップから「軸をしっかり保つために」と西武高橋光成投手(28)を参考にしたワインドアップに変更。振りかぶりながら左足を一塁側に引き、三塁側に正対させたまま投球動作に入る。「甲子園までにもっと磨いて、完成させたい」と意気込む。
センバツ出場が決まった際には「甲子園に選ばれてうれしい気持ち。一戦必勝でチームを全国優勝に導きたい」と力強く宣言した。エースナンバーを背負い、チームを初優勝へと導く。