【センバツ】選手宣誓の立候補者現る 武庫川河川敷で父と猛特訓積んだ、敦賀気比・岡部飛雄馬
第97回選抜高校野球大会(18日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が行われる前日の6日、出場32校の主将による「キャプテントーク」が大阪市内で開催された。7日の選手宣誓の抽選へ一足早く“立候補”した選手が現れた。
各校の主将が、事前アンケートを通じて気になるチームへ質問を投げかけるほか、各校のユニークな練習方法が明かされた。
中でも、選手宣誓の話題では司会者から希望者は挙手するよう求められると、敦賀気比(福井)の主将・岡部飛雄馬(ひゅうま)内野手(3年)だけが手を挙げた。「目立ちたい。かっこいいじゃないですか。開会式で一番注目される」。日頃は、練習場で落ちているゴミを拾うなどして、ひっそりと運を集めている。
自身の名前は、巨人の星主人公・星飛雄馬になぞらえて命名。同作品での甲子園大会の選手宣誓は、主人公のライバル、紅洋・花形満が務めている。
少年時代、父と猛特訓を積んだ練習拠点は、地元の兵庫・宝塚市内の武庫川の河川敷だ。すでに選手宣誓は小学生時代に市内の大会で経験済み。「(人前に立つことは)得意ではないですが今後、人前で話す時に役立つかな」と大人の自分を見据え、まずは夢の舞台での大役ゲットをもくろんだ。【中島麗】