10人で勝利したバルセロナイレブン(ロイター)

<UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL):ベンフィカ0-1バルセロナ>◇5日(日本時間6日)◇ラウンド16第1戦◇リスボン

10人のバルセロナ(スペイン)が、アウェーでベンフィカ(ポルトガル)に1-0で先勝した。前半22分にDFクバルシが一発退場となったが、後半16分にFWラフィーニャの今大会9ゴール目で先制し、そのまま勝ちきった。逆境をはねのけ、2025年の公式戦無敗を16試合(13勝3分け)に伸ばした。

序盤からバルセロナが敵陣で試合を進めたが、前半22分に一瞬の隙を突かれる。DFクバルシが決定機阻止で一発退場。FWパブリディスに最終ラインを突破され、戻ったクバルシがペナルティーエリア手前でタックルした。だが、ボールには届かず、パブリディスは転倒。ツバイアー主審は18歳のDFに迷うことなくレッドカードを提示した。1人少なくなったバルセロナは、その5分後にMFダニ・オルモに代えてDFアラウホを投入した。

1月21日の1次リーグでも対戦しており、そのときはバルセロナが5-4と激しい点の取り合いを制した。この日はお互いのGKの好守が目立ち、前半だけでベンフィカのトルビンが4本、バルセロナのシュチェスニーも3本のシュートをセーブ。両チームのGKが試合を引き締め、0-0で折り返した。

後半は数的優位のベンフィカが立ち上がりから攻勢を強めたが、16分に10人のバルセロナが相手のミスを逃さずに先制する。DFアントニオ・シウバの横パスをラフィーニャがインターセプトし、そのままペナルティーエリア手前から左足を一閃(いっせん)。相手DFの股下を抜き、ゴール右隅に突き刺した。好調のブラジル代表アタッカーは今大会9戦9発とした。

後半33分にフリック監督はエースFWレバンドフスキを下げてDFジェラール・マルティンを投入して守備固め。シュチェスニーの好セーブもあり、そのまま無失点で逃げ切った。第2戦は11日にバルセロナのホームで行われる。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【欧州CL】10人バルセロナがベンフィカに1-0先勝 クバルシ退場もラフィーニャが左足一閃