日本ハム対西武 7回裏、西武4番手で登板する甲斐野(撮影・河田真司)

<オープン戦:日本ハム3-2西武>◇5日◇エスコンフィールド

西武の甲斐野央投手(28)が、今年初めて実戦に登板した。

チームのオープン戦初戦でもある日本ハム戦の7回にリリーフ登板。先頭打者に安打を許したものの、その後は3人を切った。「投げた後の感じもメカニック的にいいのかなと思いますし、ボール自体もスピードは150キロ台後半近く出てたので」。156キロを何球か投げ込んだ。

移籍2年目。2月の南郷キャンプは寒波の影響もあって、豊田清投手チーフコーチ(54)と協議し、意図的に調整を遅らせた。「豊田さんとしっかり相談しながら、メニューもしっかり決めてくださって、順調に来てるのかなと思うので。感謝しています」と話す。

出力は「まだまだ上げていける感じです」と頼もしい。パワフル右腕は今年もリリーフでの活躍が期待されるが、数字の目標はあえて掲げない。

「見に来てくださってる方々がワクワクできるような、そういうピッチングをしたいです。具体的な数字とかではなく、そこを目標にやっていきたいです」

そこはプロ野球の原点でもある。【金子真仁】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【西武】甲斐野央、今年初実戦で156キロ連発 出力は「まだまだ上げていける」順調な調整ぶり