大谷翔平1安打で3戦連続安打 右翼線の安打で二塁狙い全力疾走で新スライディングも走塁死
<オープン戦:ドジャース-レッズ>◇4日(日本時間5日)◇アリゾナ州グレンデール
ドジャース大谷翔平投手(30)が「1番DH」でスタメン出場し、3打数1安打で退いた。
0-2の1回無死では、メジャー経験のない右腕ペティと対戦。初球98・1マイル(約158キロ)のツーシームを強振したが、打球は一塁手の正面を突き一ゴロに倒れた。打球速度は109・6マイル(約176キロ)だった。
0-2の3回1死での第2打席では、カウント2-1から真ん中低めのカットボールを捉え、右翼線に打球を運んだ。大谷は二塁を狙い、左手を地面に付けない新スライディングを見せたがタッチアウトとなった。打球速度は109・8マイル(約178キロ)だった。
第3打席は1-2の5回1死一塁で右腕ショーと対戦。一走ブーバが二盗に失敗し2死となると、カウント2-2から外角低めのチェンジアップに泳がされ、二ゴロに倒れた。
第4打席は7回2死で回ってきたが、代打ラッシングが送られた。
この日は山本由伸投手(26)が先発で4イニングを2失点。5回からは佐々木朗希投手(23)がオープン戦初登板のマウンドに上がり、3回を2安打2四球無失点5三振のピッチングを見せた。
大谷は今キャンプのオープン戦出場は3試合目。2月28日(同3月1日)のエンゼルス戦では、菊池雄星投手(33)から先頭打者アーチを放つなど3打数1安打で、2日(同3日)のホワイトソックス戦では2打数1安打だった。
ドジャースへの移籍1年目となった昨季の大谷は、23年9月に受けた右肘手術の影響で打者に専念。54本塁打と59盗塁で史上初の「50-50」を達成した。自身初のポストシーズン(PS)では16試合で3本塁打を放ち、ワールドシリーズ(WS)を制した。11月にはWS第2戦で盗塁を試みた際に負傷した左肩を手術。今季中の投手復帰を目指し、2月15日(同16日)のキャンプで約5カ月ぶりのブルペンに入っている。