7対1で圧勝したアーセナル(ロイター)

<UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL):PSV1-7アーセナル>◇4日(日本時間5日)◇ラウンド16第1戦◇アイントホーフェン

アーセナル(イングランド)がアウェーでPSVアイントホーフェン(オランダ)に7-1と大勝した。

MFミケル・メリーノをトップに配置するゼロトップシステムが、つかみどころのない“湧き出る”攻撃を促した。序盤から驚きのゴールラッシュとなった。

前半18分にMFライスの左からのクロスボールをDFティンバーが頭で押し込み先制すると、同21分には左ポケットを取ったMFルイススケリーのパスから右FWに入ったヌワメリが押し込み2-0とした。

さらに同31分、ペナルティーエリア内でスクランブル状態を作り、DFティンバーと圧力をかけたミケル・メリーノがマイボールとすると、左足でゴールを奪った。

前半42分にPSVのCKでファウル。PKを与えると、同43分にFWラングにゴール左に決められて1点を返された。

3-1とリードした展開で迎えた後半立ち上がりに一気に突き放した。2分に右からヌワメリが低く鋭いクロスボールを送ると、GKベニテスのセーブがゴール前へ転がる。すかさずMFウーデゴールが左足で蹴り込み追加点を奪った。

続けざまに3分、左サイドでFWトロサールがヒールパスでオーバーラップしたカラフィオーリにパスを流す。そのまま前へ走り、左ポケットで受け直したトロサールが右足チップキックでGKを外してゴールを奪った。

流動性豊かなアーセナルの攻撃が止まらない。後半28分にはミケル・メリーノのパスを受けたウーデゴールが左足で豪快なシュートを打ち込み、6-1。席を立ち帰路に就くホームサポーターの姿が目立った。

後半40分にはウーデゴールのスルーパスから左サイドバックのカラフィオーリが最前線へ走り込み、GKとの1対1を冷静み右足でゴールを奪った。7点目となった。

ポジションの概念を打ち崩すような、自在なローテーションスタイル。アーセナルがアウェーで会心の勝利。ホームの第2戦を迎える前に、早くも勝負を決めた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【欧州CL】アーセナル、敵地でPSVに7-1圧勝 流動性生むゼロトップ布陣で湧き出る攻撃