キャッチボールする阪神工藤(撮影・前田充)

阪神育成ドラフト1位の工藤泰成投手(23=四国IL徳島)と同3位の早川太貴投手(25=くふうハヤテ)が4日、1軍に合流した。支配下枠をめぐる同期の仁義なきデッドヒート。5日の中日戦からの甲子園4試合が佳境になる。

宜野座の練習試合で158キロを出した剛腕・工藤が言う。「(支配下)争いと言われる中で早川さんと2人で呼ばれた。負けたくないと思います」。甲子園のマウンドは人生初。「ワクワクしています。一番の持ち味は速球」と剛球でアピールを狙う。

早川は完成度の高さで勝負する。昨年5月、甲子園の2軍阪神戦で8回無失点。“経験”では分がありそうだ。「去年は1軍で投げることは絶対なかった。早い段階でそのチャンスをいただける。結果を出したい」と気合をみなぎらせた。

支配下枠は残り4で、藤川監督は開幕までに1人を昇格させる構想。両右腕を含む育成14人にはしびれる日々になる。【柏原誠】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】仁義なき戦い佳境へ…工藤泰成&早川太貴の支配下争い「2人で呼ばれた。負けたくない」