【侍ジャパン】宮城大弥、おちゃめな忘れ物「ご迷惑をかけて」前日練習のユニホームの背中には…
侍ジャパンのオリックス宮城大弥投手(23)はおちゃめな忘れ物で周囲を和ませた。5日のオランダ戦に先発し、3回を投げる予定。この日は大阪・舞洲で前日練習に臨んだが、ユニホームの背中には「OHTA」の名前が…。番号は自身の「13」ではなく「31」。宿舎に忘れて同僚の太田から借りたようで「ご迷惑をかけて、すみません」と苦笑いしつつ、調整は順調だ。
この日はブルペンで山本を相手にカーブ、スライダーなどの変化球を交えながら25球を投じた。今回選出されている選手の中で唯一の23年WBC世界一メンバー。来春の2連覇をかけた戦いに加わるためにも、チームを引っ張る好投を披露するつもりだ。
「アピールできる場所で、いろんな方とコミュニケーションを取れる機会。いろんなことを吸収して、もっと野球がうまくなれるチャンスなので頑張りたい」
所属するオリックスの2軍施設で練習。慣れ親しんだブルペンで、1球1球感触を確かめるように投球した。凍えるような寒風が吹き付ける中だが「しっかりどの場面でも投げられる、戦えるところをアピールしたい」と燃えている。
シーズン中は先発が主戦場だが、国際大会の短期決戦では中継ぎ登板もあり得る。「今回は先発で選ばれたので、そこで頑張りたい。来年選ばれれば、どこでも投げられるような準備を」と目をギラつかせた。
井端監督が「いい流れを作ってくれれば」と期待する2連戦の初戦先発。登板のテーマは「自分のバランスなどの感覚を集中しながら確認できたらいい」だ。26年WBC出場へ、スキのない快投を見せつける。【塚本光】