菅野智之(2025年1月撮影)

<オープン戦:オリオールズ6-6レッドソックス>◇3日(日本時間4日)◇フロリダ州サラソタ

オリオールズ菅野智之投手(35)がレッドソックス戦に登板し、2回を2安打無失点、1四球2三振に抑えた。オープン戦初登板となった前回2月26日のパイレーツ戦に続き2試合連続で無失点とした。

菅野は2-0の3回から、通算138勝右腕モートンの後を受けて2番手で登板。1死から四球と安打で一、三塁とされ、さらに盗塁で1死二、三塁のピンチに。しかしそこからオールスター2度選出の2番ブレグマン、3番メイヤーを2者連続の見逃し三振に仕留め、0点で切り抜けた。投球後には初コンビとなった正捕手ラッチマンと笑顔でハイタッチした。4回は先頭キャンベルに右前打を許したが、続くウォンを中飛、ゴンザレスを二ゴロ、グリッソムを三ゴロに抑えた。

2回裏の中継中にインタビューに応じたエライアスGMは、菅野について「チームに迎えることができてうれしい。彼のような名声を持つ選手を日本から獲得できたのは素晴らしいこと。日本メディアも増えて、キャンプも興奮が高まっている」とコメント。さらに「制球力に関しては評判どおりで、ここまでの投球でもそれを披露している。6種類の球種を操り、自分のやるべきことを心得ている。メジャーのデータを活用しながら、アドリー(ラッチマン)やフレンチ投手コーチらと取り組んでいくことは彼にとって非常に有益だと思う。さまざまな攻め方ができるが、スプリットとカットボールがベストの球種のように思う」と高評価した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 オリオールズ菅野智之2戦連続無失点「スプリットとカットボールがベストの球種」とGM高評価