山本由伸は球数増、佐々木朗希は数字より内容 3月5日カブス戦で豪華リレー実現へ
ドジャース山本由伸投手(26)と佐々木朗希投手(23)が2日(日本時間3日)、ともにブルペンで投球練習を行った。
山本は全球種を交えて37球、佐々木は29球と、それぞれデータを確認しながら丁寧に投げ込んだ。2人は4日(同5日午前10時5分開始予定)のレッズ戦に登板する予定。ロバーツ監督によると、先発の山本は4イニング、2番手の佐々木は3イニングをメドにした豪華リレーとなる見込みだ。
メジャー2年目で開幕投手の大役を任された山本にとって、次回がオープン戦3試合目。日本へ出発するまで残り2試合の登板では、最終的に球数を75球まで増やすことがターゲットとなる。この日は、ゾーンの四隅をピンポイントで突いたほか、縦割れのカーブを多投。明確な意図を持った投球練習で、仕上がりの良さをのぞかせた。
初登板の佐々木にとっては、数字よりも内容が重要な登板となる。現時点で日本開幕シリーズ第2戦の有力候補に挙げられているものの、同監督は「いろいろな選択肢がある」と、含みを残している。長丁場の公式戦を考慮すれば、1年目で戸惑いの多い佐々木が、開幕を照準に急ピッチで仕上げる必要はない。ただ、日本のファンの前での「メジャーデビュー」に、調整不足で臨むわけにもいかない。残された機会で、どこまで状態を上げられるか。首脳陣から「GOサイン」を引き出すためにも、貴重な実戦登板となりそうだ。(グレンデール=四竈衛)