久保建英不在、バルサに完敗ソシエダード指揮官「退場者が出なければどうなっていたか分からない」
<スペインリーグ:バルセロナ4-0Rソシエダード>◇2日◇第26節◇エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニス
レアル・ソシエダードのアルグアシル監督(53)が完敗したバルセロナ戦後、「退場者が出なければどうなっていたか分からない」と嘆いた。
Rソシエダードは2日、スペインリーグ第26節でバルセロナとアウェーで対戦した。久保建英、アゲルド、スチッチなど7人を出場停止やけがで欠く厳しい状況の中、前半17分にエルストンドが一発退場。それ以降、立て続けに失点し、今季ワーストとなる0-4で敗れた。試合後、アルグアシル監督が記者会見に出席したもようをスペイン紙アスが伝えている。
指揮官はまず、エルストンドへのレッドカードについて、「退場処分は明らかで正しいものだった。我々があのようなミスを犯すのは初めてではない。あのような状況を回避する必要がある。11対11ならフリーの選手を見つけるのは簡単だが、1人少なかったらどうなるか想像してほしい。すぐに0-2にされたので、リスクを最小限に抑えるために団結し、できる限りの力で立ち向かい、木曜日のユナイテッド戦について考えようとした」と妥当な判定だったことを認めていた。
続けて試合内容について、「前線からプレスをかけ、互角の戦いをしたかった。退場者が出なければどうなっていたか分からない。立ち上がりは良かったが、他の試合に比べてフィジカルワークが少なかったと思う。1人少ないと相手からボールを奪うのは不可能だ。無駄に努力して疲弊し、失点することになる」と分析した。
また、アルグアシル監督は4日後に控えた欧州リーグ・決勝トーナメント1回戦第1戦マンチェスター・ユナイテッド戦に向けたけが人の状況について、「ミケル(オヤルサバル)はプレーできる状態ではなかった。アゲルドとスチッチは間に合うと思うが、他の選手は問題を抱えている。我々は非常に高いレベルで3、4日ごとに15試合を戦っているので、その代償を払う必要がある」と厳しい状況にあることを訴えた。(高橋智行通信員)