浅野拓磨(2022年6月撮影)

<スペインリーグ:マジョルカ1-1アラベス>◇2日◇第26節◇ソン・モイシュ

スペイン及びマジョルカでの初得点を挙げた日本代表FW浅野拓磨(30)がアラベス戦後、「これまで貢献できていなかったが今日は得点できた」と喜びを語った。

マジョルカは2日にホームで行われたスペインリーグ第26節でアラベスと対戦した。最近ずっといいパフォーマンスを見せていた浅野は3試合連続の先発出場。4-4-2の右サイドハーフでプレーし、前半9分に右足の豪快なシュートをゴールネットに突き刺してマジョルカ加入後の初得点を記録した。試合は惜しくも後半の失点で1-1の引き分けで終わったが、浅野は初のマッチMVPに輝いた。

試合後にクラブでのインタビューを受けた浅野はマジョルカでの初得点について、「チームのためにゴールできてとてもうれしいよ。これまで貢献できていなかったが今日は得点できた。勝てなかったけど勝ち点を積み重ねることも重要だ。今後の試合も100%の力で戦い続けなければならない」と勝ち切ることはできなかったものの、喜びをあらわにした。

続けて、「僕たちにとってはどの試合も常に重要なので、全力を尽くしていく。今日は勝てなかったが、勝ち点1を手にすることができた。悪いと感じる必要はない。勝つために今日の試合から学び、次の試合に集中するだけだ」と引き分けをポジティブに捉えていた。

今季前半戦、2カ月以上のけがに苦しんだ浅野のスペインリーグ成績は、15試合(先発8試合)、688分出場、1得点0アシストとなっている。

(高橋智行通信員)

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 マジョルカ浅野拓磨、弾丸ボレーで初ゴール「これまで貢献できていなかったが今日は得点できた」