WEリーグ中断明け初戦に臨むC大阪ヤンマー、矢形は後列左から3人目

<WEリーグ:C大阪ヤンマー1-2新潟>◇2日◇第12節◇ヨドコウ

セレッソ大阪ヤンマーレディースは、中断期間明けの後半戦初戦で悔しい逆転負けを喫した。

同点で迎えた後半最終盤。追加時間3分を超えて事実上、最後のプレータイムに入っていた。自陣でのパスが甘くなり、左サイドでボールを喪失。そこからパスをつなげられ、決勝点を奪われた。少なくとも、引き分けに持ち込まなければいけない状況。前半戦最後の三菱重工浦和戦から2連敗となった。

後半にFW矢形海優(25)のゴールで先制するも、その後に連続失点。順位こそ7位のままだが、鳥居塚伸人監督(52)は「実際にあの時間帯に失点してしまった。やってはいけないプレー、やらなければいけないプレーを明確にして臨まなければ、勝ち点3を積み重ねられない」と反省した。

一方で新戦力2人が、WEリーグデビューを果たすプラス材料があった。

先発したDF丸井優奈(19)はDFとMFの複数ポジションをこなし、途中出場のFW田子夏海(18)は相手にユニホームを引っ張られても倒れず、パスを供給。パワフルなハイプレスで矢形の得点をお膳立てもした。

「強度の高い練習をしてきたので、この試合も同じ感じでプレーできた。サポーターの声援に、気持ちが入った」と、1月に新加入が決まった下部組織出身の丸井。

「思ったよりは自分のプレーができた。自分の中ではよかったかなと思う」とは、1月に愛媛FCレディースMIKANから新加入のU-19日本代表候補・田子。日本人選手で下部組織など関連チーム以外から獲得するのは、クラブ史上初めてという期待の新人だ。

膝の大けがで、約1年2カ月ぶりの出場を途中から飾ったFW栗本悠加(18)も「さらに成長して、戦えるようになりたい。プロを相手にスピードがまだ足りない」と、さらなる飛躍を誓う。

今季通算4勝2分け6敗となったが、まだ残り10試合ある。新たな戦力を加えたC大阪ヤンマーが、現在の7位から目標の5位以内へ再挑戦する。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【WEリーグ】C大阪ヤンマー逆転負けも丸井優奈と田子夏海の新加入2人が即リーグデビュー