大谷翔平&山本由伸&佐々木朗希が日本時間5日そろい踏みか、公式戦でも見られない「豪華競演」
【グレンデール(米アリゾナ州)1日(日本時間2日)=四竈衛】ドジャースの「侍トリオ」が、オープン戦の同じ試合で勢ぞろいすることが濃厚となった。
すでに4日(同5日)のレッズ戦に山本由伸投手(26)が先発し、2番手として佐々木朗希投手(23)が登板することが決定。さらに、2月28日の初実戦で本塁打を放った大谷翔平投手(30)もスタメン出場する見込み。公式戦中には見られない「豪華競演」は、日米両国のファンから注目を集めそうだ。
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キャンプイン以来、ほぼバラバラに動いてきた「侍トリオ」が、同じグラウンドでプレーする可能性が濃厚となった。ロバーツ監督は、前日のマリナーズ戦で初出場した大谷は2日(同3日)のホワイトソックス戦に出場することを明言した。つまり、現時点のペースとして、大谷は1日置きにプレー。ド軍は3日が休養日のため、4日のレッズ戦に出場する見込みで、先発山本、2番手佐々木との「競演」が実現する可能性が濃厚となった。
同じチームの投手3人とはいえ、今キャンプでは「スリーショット」すら、めったに見られない。リハビリを含めた投球、打撃、走塁と多種多様なメニューをこなす大谷が、ほぼ単独練習を継続していることもあり、3人が同じグラウンド内にいること自体が珍しい。これまで2月16日にメイングラウンドで投手陣に集合が掛かった際、初の「スリーショット」が実現。その後は同19日、佐々木が初のライブBPに臨み、大谷と山本がネット裏に駆けつけた時くらいで、通常は三人三様の練習メニューを続けてきた。この日も、大谷は室内ケージ内での打撃とサーキットトレ、山本と佐々木はそれぞれ別のグラウンドでスローイングプログラムを行うなど、3人とも完全別行動で調整した。
今後、公式戦に入れば、山本、佐々木とも現時点で先発ローテで回るため、いずれかが救援に転向しない限り、同じ試合で投げることはない。3人が同時出場するとなれば、23年WBCの準決勝で、先発佐々木、2番手山本と続き、大谷の二塁打をキッカケに逆転サヨナラ勝ちを収めたメキシコ戦以来となる。1年目の佐々木にとっては、オープン戦初登板。3人の「豪華初競演」で、調整の一環のオープン戦が注目の一戦となりそうだ。