レアル痛恨敗戦 ＣＬ控え「今日のようにプレーすれば火曜日は勝てない」アンチェロッティ監督

＜スペインリーグ：ベティス2－1Rマドリード＞◇1日◇第26節

レアル・マドリードのアンチェロッティ監督（65）が痛恨の敗北となったベティス戦後、「もし今日のようにプレーすれば火曜日は勝てない」と、3日後に控えた欧州チャンピオンズリーグ（CL）に向けてチームのパフォーマンスを懸念した。

Rマドリードは1日にアウェーで行われたスペインリーグ第26節でベティスと対戦した。前半10分にブラヒム・ディアスがゴールを決めて幸先の良いスタートを切るも、その後に立て続けに失点し、1－2の逆転負けを喫した。これによりアトレチコ・マドリードに勝ち点で上回られ、3位に後退している。試合後、アンチェロッティ監督が記者会見に出席した模様をスペイン紙アスが伝えた。

アンチェロッティ監督はまずベティス戦について、「スタートは良かったが、戦う姿勢と献身性において最初のテンポを維持できなかった。より良いプレーをして勝利に値したチーム相手に、我々はゲームのコントロールを失ってしまった」とチームがうまく機能しなかったことを認めた。

ここ5試合で勝ち点5しか取れていないことについて、「シーズンのこの時期で敗北を喫するのは非常に高くつく。今日はいいプレーができなかった」と残念がった。

続いて、3日後にホームで行われる欧州CL・決勝トーナメント1回戦第1戦で、同じ街のライバル、アトレチコ・マドリードとのダービーマッチを控えていることについて、「もし今日のようにプレーすれば火曜日は勝てない。それは明らかだ。この試合が目を覚ますのに役立つことを願うし、次戦の教訓にしたい。最近は秩序がありコンパクトだったが、今日はそれができなかった」と反省した。

またアンチェロッティ監督は1－2の負けている状況下でエースのエムバペを下げた理由について、「親知らずに問題があってほとんど練習できなかったので、ベストの状態ではなかった。そのため私は問題を避けるため、彼を外してエンドリッキを投入することにしたんだ」と説明した。

（高橋智行通信員）