佐野海舟(2023年11月16日)

<ブンデスリーガ:ライプチヒ1-2マインツ>◇1日◇第24節◇レッドブル・アレーナ

マインツのMF佐野海舟(24)はアウェーのライプチヒ戦にフル出場した。移籍1年目で開幕から24試合全てに先発し、フル出場は21試合連続。ボランチとして持ち味の球際の強さを発し、2-1の逆転勝利に貢献した。

開始1分に先制点を許したが、後半7分に佐野の高い位置からのボール奪取を起点に同点に追い付いた。鋭い出足で相手の前進をストップ。ボールは味方につながり、最後はMFアミリが右足で蹴り込んだ。その6分後にはエースのFWブルカートが巧みな足技から今季14ゴール目を決めて逆転に成功した。

佐野は後半25分にペナルティーエリア内に入ったところで右からのパスを右足ダイレクトで狙うが、シュートはわずかに枠を外れた。決定機を逃し、頭を抱えて悔しがった。今季初ゴールは逃したものの、チーム最多17回のデュエル勝利を記録するなど攻守両面での活躍が光った。

2月8日のアウクスブルク戦を視察した日本代表の森保監督は「プレー強度は間違いなく上がっている。ボールを刈り取る力はドイツの中でもトップレベル」と高く評価しており、代表復帰の期待も高まる。

昨季13位だったチームは3連勝で、暫定ながら欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位に浮上。ヘンリクセン監督は「我々は非常に良いプレーをした。力強さとエネルギーに満ちていた。プレーに美しさもあった。後半からセカンドボールを奪い、スペースをうまく活用できた」と振り返った。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 マインツ佐野海舟、森保監督も「トップレベル」と評価するボール奪取力で暫定4位浮上に貢献