【日本ハム】新庄監督が札幌ドームでの伝説パフォ再現へ「ワイヤ2本さえあれば」と台湾で切望
<親善試合:日本ハム3-0台湾・統一>◇1日◇台湾・台北ドーム
日本ハム新庄剛志監督(53)が“新庄劇場in台湾”2日目へ向けて「ワイヤ2本」を切望した。
試合前のセレモニーで両チームの選手、首脳陣が全員ユニホームで入場後、華々しく右翼側からオープンカータイプのポルシェに乗り、黒にストライプの入ったおしゃれなスーツ姿で入場。台湾の野球ファンからも大歓声を受けて「あんなに歓声をもらえるんだったら、上から降りてきたかったかな」。現役時代の06年6月6日阪神戦(札幌ドーム)の試合前に披露した、地上から50メートルの天井から降りてくるミラーボールの上の小さなゴンドラに立って登場するパフォーマンスの再現をしたかったと吐露した。
いつも事前準備に余念がない新庄監督だが、この日は急場しのぎの「新庄劇場」だったという。「球団に台湾のファンの方たちの注目点はなんですかって聞いたら『新庄劇場』って言っていた。もうちょっと早くそれを知っていたら仕掛けを早くして、2週間ぐらい前に台湾に入ってやっていたんですけど(笑い)。もう今日はあれだけが精いっぱいでした」。
それでも“リベンジ舞台”はある。2日にも台湾・中信との親善試合が控えている。「この間(台湾で)会食に行った時に(台湾の関係者も新庄監督が現役時代に)メッツに行ったことも知っているし、サンフランシスコ(ジャイアンツ)に行ったことも知っているし、とにかく天井から降りてくる人…だというのが、ものすごくあるみたい」と、すでに自身の台湾でのイメージを知っている指揮官。2日の試合前に、あの伝説のパフォーマンスを台湾で再現する可能性について問われると「いや、ワイヤがないです(笑い)。ワイヤ2本さえあれば」と切望。果たして、ワイヤ2本が用意されて台湾でも伝説を残すのか、注目だ。